整形外科/運動器 症状・病気をしらべる

「幼児期扁平足」

足・足指の症状

症状

歩き始めの時期に、足の裏が平べったいことに家族が気づき、心配になって受診されます。

立って体重をかけたときには土踏まずはなくなっていますが、体重をかけない状態では土踏まずができています。足の痛みを伴うことはありません。転びやすいと感じることはありますが、歩き始めの時期は転びやすいもので、扁平足が原因ではありません。

原因と病態

足にはアーチ構造があり、効率よく体重をささえるようになっています。幼児期扁平足では関節のまわりの靭帯がゆるみ、かかとが外を向いてアーチがつぶれるようになります。先天的な病気が原因のこともありますので、変形の程度が強い場合には、整形外科の医師にご相談ください。

足部のアーチ構造 足部のアーチ構造

診断

立ったときにかかとが外を向いているかどうか、足のアーチが低下するかどうかを検査します。幼児期の子どもでは足の裏の脂肪が厚く、扁平足でなくても土踏まずが分かりにくいことがあるので、注意が必要です。

重症度は体重をかけたときの足部X線(レントゲン)像で診断します。

予防と治療

ほとんどの場合、成長に伴って自然にアーチが形成されるので、裸足の生活を心掛け、足の指を使うことで足の裏の筋肉を鍛えましょう。つま先立ちや足の外側縁で歩く練習、鼻緒のある履物も効果があります。少し成長すれば、足指じゃんけんをして遊ぶようにします。

アーチの低下が著しい場合には、アーチサポート付きの足底挿板が処方されることもあります。

予防と治療

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※日本整形外科学会「整形外科シリーズ 22」から画像を引用しております。