整形外科/運動器 症状・病気をしらべる

「疲労骨折」

全身の症状

症状

好発するのは、第2中足骨で運動時に足の痛みを訴えます。
両下腿骨(脛骨や腓骨)、肋骨、足関節内果、尺骨などにもおこりその部位に疼痛を訴えることがあります。

好発部位 腰椎を除いた好発部位

原因と病態

疲労骨折とは、1回の大きな外傷でおこる通常の骨折とは異なり、骨の同じ部位に繰り返し加わる小さな力によって、骨にひびがはいったり、ひびが進んで完全な骨折に至った状態をいいます。
丈夫な針金でも繰り返し折り曲げ続けると折損してしまうのと似ています。

スポーツ選手では短期的に集中的なトレーニングを行ったときに生じることが多いのも特徴です。
選手側の要因としては、筋力不足、アンバランスな筋力、未熟な技術、体の柔軟性不足などが考えられ、環境側の要因としては、オーバートレーニング、選手の体力や技術に合わない練習、不適切なシューズ、練習場が固すぎたり、柔らかすぎるなどが考えられます。

診断

脛骨疲労骨折 脛骨疲労骨折

明らかな外傷が無く、慢性的な痛みがあるときは疲労骨折を疑います。

X線(レントゲン)検査を行うことで確定します。骨折の有無を確認しますが、わからない場合も少なくありません。
そのような場合は3〜4週間後に再度X線写真をとるか、MRI検査や骨シンチグラフィーなどの検査をすることもあります。

 

予防と治療

局所を安静にすることで、ほとんどが治りますが、時に難治性の時は手術が必要な場合もあります。

第5中足骨疲労骨折(Jones骨折)の手術 第5中足骨疲労骨折(Jones骨折)の手術
再発予防

疲労骨折が発生した要因を検討し、通常のトレーニングが過度にならないようにしたり、単調なものを避けたりして、普段からコンディションの調整をすることも大切です。

関連する症状・病気

※この文章と画像は日本整形外科スポーツ医学会「スポーツ損傷シリーズ8」から引用しております。
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