整形外科と形成外科をご覧下さい。
医師国家試験合格者の30%以上が女性であるにもかかわらず、日本整形外科学会における女性会員の割合は6.7%(2022年3月現在)と多くありません。 しかし、これからの高齢化社会において大きな問題となる骨粗鬆症や、変形性膝関節症などの患者さんは、圧倒的に女性に多い疾患です。これからはもっと女性医師の活動が求められる科であると思われます。
まず、日本整形外科学会が認定している整形外科専門医があります。これは、医師になった後、日本整形外科学会に入会して6年間(初期研修医の2年間を含む)、学会が作成したガイドラインに沿って研修を受け、専門医試験に合格する必要があります。
さらに、日本整形外科学会が認定しているサブスペシャリティの専門医として
があります。
国民の訴える愁訴(厚生労働省調べ)では、人口千人あたり最も多いものは腰痛で、次が肩こり、そして手足の関節痛等と続きます。
整形外科では、腰痛、肩こり、変形性関節症といった高齢化社会では避けて通れない慢性疾患のコントロールが一つの重要な課題となります。 しかしながらそれだけではなく、整形外科医は、同時に、外傷、スポーツ、手の外科等に至るまで、運動器の全ての疾患を取り扱うことになり、その範囲は非常に多岐に及びます。
整形外科のサブスペシャリテイは多岐に渡ります。 時期は個人差があるのでなんとも言えませんが、整形外科医として基本的な研修を積んでいく間に、興味がある分野を絞っていくことが多いようです。
詳しくは豊富な専門領域をご覧下さい。
整形外科の醍醐味は、適切な診断と治療により、患者さんのQOL(Quality of Life)を上げることができる点にあるのではないでしょうか。
例えば、痛みにより歩けなかった人が、治療の結果、歩けるようになるといった機能面の改善は、患者さんの生活全体を著しく変える場合があります。 人間が、活き活きと生活できる手助けを日々行っている実感が得やすい科であるともいえるかもしれません。
運動面での機能を改善し、より高いQOL(Quality of Life)を求める手助けをする科ですので、明るく、前向きな雰囲気があるところが多いようです。また、手術を行う外科系の科ですので、チームワークを大事にし、面倒見のいい先輩が多い印象があります。