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「肘内障」

肘関節の症状

症状

子供が手を引っ張られた後などに、痛がって腕を下げたままで動かさなくなります。

原因と病態

肘の靱帯から肘の外側の骨(橈骨頭)がはずれかかることによって起こります。
多くは、5歳以下の子供にみられます。

診断

肘内障の診断

受傷時の状況と、肘をやや曲げた状態で下げたままにして、痛がって動かそうとしないことから、肘内障を疑います。
骨折や脱臼との鑑別のために、X線(レントゲン)検査で骨や関節に異常がないことを確認することもあります。

 

治療

徒手整復を行います。整復の後はいつもと同じように腕をつかってかまいません。ただ、手を引っ張られることによって繰り返すこともあるので、注意してください。

徒手整復

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リンク

※日本手外科学会「手外科シリーズ 21」から画像を引用しております。