一般の方へ
保護者・養護教諭・学校医向けFAQ
整形外科以外の医師が行う検診時のポイントは?
――内科医の先生の中には「これは整形外科専門じゃないと判断できない」とおっしゃる方もいます。整形外科以外の医師が運動器検診を行う場合は、どのようなことに注意すれば良いですか?
こんな異常に注意してください
次表(表1)のようなチェックポイントに注意し、何らかの異常があれば整形外科専門医を受診させるようにすれば、見逃しを避けることができるのではないでしょうか。
表 1 運動器検診のチェックポイント
次のような異常に注意する
・側弯がある
・歩行異常がある
・痛みがある(動かす時の痛み、安静時の痛み)
・動きが悪い(関節に異常がある場合と、筋肉や神経など関節外に問題がある場合がある)
・左右差がある(四肢のアライメント・長さ・太さなど)
・変形がある(ある肢位で明らかな場合がある)
・痺れがある
・筋力低下がある
・関節にグラツキがある
・局所に腫脹・熱感・創傷がある
他の質問を読まれる場合はこちら
- 運動器検診の対象は?
- 「過去に痛みがあったか」という項目は必要?
- しゃがみこみを事前に練習させるのはOKですか?
- 家庭と学校、二重チェックは必要ですか?
- 学校医の先生にどうやって情報を伝えればいいでしょうか?
- 保健調査票配布のベストタイミングは?
- 学校医によって実施方法が違うのですが…
- 検診結果が「全部成長痛」!?
- かかとはつけたまま? あがってもいい?
- 経過観察か専門医受診かの判断が難しいです
- 肥満でしゃがみこみができない子どもは?
- どんな服装で行うのが適切ですか?
- 検診時間を短縮したい!
- 異常があるのに部活に参加している生徒がいます
- どうして運動器に不具合が出るのですか?
- それぞれの部位でどんな病気が疑われるのですか?
- 毎年実施しなければならないのですか?
- 運動不足の子が受診を勧められているのですが…?
- 整形外科以外の医師が運動器検診を行うには?
- なぜ整形外科の学校医を配置してくれないのですか?
- X線での検査結果と問診の結果、二つをどう見る?